4月20日から西山・金比羅山・四十三山が山開きとなります。当館（洞爺湖ビジターセンター・火山科学館）では毎週土日祝に1日2回、金比羅山のガイドウォークが始まります。

さて、当館では4月14日に、山開き前ではありますが特別に許可をいただいて、ひとあし先に金比羅ガイドウォークを行ないました。気温は10度前後と、ここ数日の中では温かかったのですが、天候は曇。風が強く、肌寒さのある中でのイベントとなりました。

今年は雪の量が多く、プレオープンに雪どけが間に合うかスタッフで心配しておりましたが、ご覧の通り、道の残雪はなく、若干のぬかるみはありますが歩ける状態になっておりました。

無事、有くん火口にたどり着くと、美しいエメラルドグリーンの水面を望むことができました。現在の有くん火口は水量が多く、エメラルドグリーンを楽しみやすい状態にあるようです。日によっても、時間によっても見える色が変わるため、有くん火口を見に来る予定の方はその日・その時の色を楽しんでいってください。

今回、歩いた金比羅散策ですと、所要時間は1～2時間です。ただ、道がぬかるんでいることもあるので、登山靴または長靴着用がおすすめです。火山の遺構が間近で見れるだけでなく、火山後の初期の植生遷移や、天気が良ければ羊蹄山も見えることがあり、面白いところです。お近くに立寄った際に、少し散策してみてください。